地球温暖化(ちきゅうおんだんか)
地球温暖化(ちきゅうおんだんか)って何(なに)?
地球は太陽(たいよう)のエネルギーによって温(あたた)められています。温められた地面(じめん)から出(で)る熱(ねつ)は、宇宙(うちゅう)に放出(ほうしゅつ)されますが、一部(いちぶ)の熱は大気中(たいきちゅう)にある二酸化炭素(にさんかたんそ)などの温室効果(おんしつこうか)ガスに吸収(きゅうしゅう)され、再(ふたた)び地面に戻(もど)されます。このような、熱の放出と吸収のバランスのおかげで、地球の平均気温(へいきんきおん)は約(やく)15度(ど)に保(たも)たれ、人間(にんげん)だけでなく様々(さまざま)な生き物が生きていくために適(てき)した環境(かんきょう)になっています。しかし、温室効果ガスが増(ふ)えすぎると、大気中に大量(たいりょう)の熱を吸収し、気温が上昇(じょうしょう)してしまいます。
21世紀末(せいきまつ)には、0.3度(ど)から4.8度程度上昇(どていどじょうしょう)する(※)といわれています。
(※)IPCC(アイピーシーシー)第5次報告書(だい5じほうこくしょ)より。なお、排出(はいしゅつ)シナリオにより差(さ)があります。
どんな影響(えいきょう)があるの?
地球温暖化(ちきゅうおんだんか)が進(すす)むと、私(わたし)たち人間(にんげん)だけでなく様々(さまざま)な生(い)き物(もの)が住(す)みにくくなると考(かんが)えられています。
海面(かいめん)の上昇(じょうしょう)
1901年(ねん)~2010年間(ねんかん)の110年間の間(あいだ)に、海面は約(やく)20センチ上昇(じょうしょう)したといわれており(※)、2100年までに約80センチ程度(ていど)上昇すると予想(よそう)されています。小(ちい)さな島(しま)は沈(しず)んだり、砂浜(すなはま)が無(な)くなったりするおそれがあります。また、洪水(こうずい)が起(お)こりやすくなります。
(※)IPCC(アイピーシーシー)第5次報告書(だい5じほうこくしょ)より。なお、排出シナリオにより差があります。
熱帯地方(ねったいちほう)の病気(びょうき)が流行(りゅうこう)
日本(にほん)でもデング熱(ねつ)など熱帯地方特有(とくゆう)の感染症(かんせんしょう)が流行するおそれがあります。
農作物(のうさくもつ)がとれなくなる
気候(きこう)の変化(へんか)で今(いま)よりも暖(あたた)かくなると、今まで作(つく)っていた農作物を作(つく)ることができなくなります。(※農作物の種類(しゅるい)によります)
そのため、暑(あつ)さにつよい農作物を作ろうという取(と)り組(く)みも始(はじ)まっています。
なぜ二酸化炭素(にさんかたんそ)は増(ふ)えているの?
私(わたし)たちは便利(べんり)で快適(かいてき)な生活(せいかつ)を送(おく)るために、電気(でんき)やガス、ガソリンなどのエネルギーを毎日(まいにち)使(つか)っています。火力発電所(かりょくはつでんしょ)で電気を作(つく)るときや、エネルギーを使うときに、温室効果(おんしつこうか)ガスの1つである二酸化炭素が大量(たいりょう)に発生(はっせい)します。私たちが使用(しよう)する石油(せきゆ)や石炭(せきたん)などの「化石燃料(かせきねんりょう)」が主(おも)な原因(げんいん)と言(い)われています。また、大気中(たいきちゅう)の二酸化炭素などは、過去(かこ)80万年間(まんねんかん)で今(いま)までにない水準(すいじゅん)まで増加(ぞうか)していると言われています。
(注(ちゅう))IPCC(アイピーシーシー)第5次報告書(だい5じほうこくしょ)より
日本(にほん)の二酸化炭素排出量(にさんかたんそはいしゅつりょう)の推移(すいい)は下(した)のとおりです。
また、部門別(ぶもんべつ)に見(み)ると、家庭(かてい)での二酸化炭素排出量(にさんかたんそはいしゅつりょう)が増加(ぞうか)しています。
なお、家庭(かてい)では、自動車(じどうしゃ)や照明(しょうめい)・家電製品(かでんせいひん)を使用(しよう)するときに、二酸化炭素(にさんかたんそ)が多(おお)く排出(はいしゅつ)されています。
たからづかではどうなのかな?
宝塚市(たからづかし)から出(だ)されている二酸化炭素(にさんかたんそ)などの温室効果(おんしつこうか)ガスの量(りょう)は、2000年代半(ねんだいなか)ば頃(ごろ)まで増減(ぞうげん)をくりかえしていました。2011年度以降(ねんどいこう)は、東日本大震災(ひがしにほんだいしんさい)の影響(えいきょう)によって、エネルギーを使(つか)う量(りょう)は減(へ)ったものの、市内(しない)で使(つか)われている「電気(でんき)」の二酸化炭素の排出係数(はいしゅつけいすう)(エネルギーを作(つく)るときに排出されている二酸化炭素の割合(わりあい))の変化(へんか)が大(おお)きく影響(えいきょう)し、温室効果ガスの量は増加(ぞうか)しています。
また、宝塚市(たからづかし)では、工場(こうじょう)などで発生(はっせい)している温室効果(おんしつこうか)ガスは少(すく)なく、家庭(かてい)やお店(みせ)・事務所(じむしょ)で使(つか)う電気(でんき)やガス、車(くるま)などのガソリンで発生(はっせい)する温室効果ガスの割合(わりあい)が高(たか)いです。
「家庭(かてい)での電気(でんき)やガス、車(くるま)のガソリンは、私(わたし)たちの生活(せいかつ)で減(へ)らせるんじゃないかな?」
どうしたら、二酸化炭素(にさんかたんそ)を減(へ)らせるの?
みんなが一人一人(ひとりひとり)省(しょう)エネルギーを心(こころ)がけて実行(じっこう)すると、二酸化炭素を減らせます。
「私(わたし)たちにできることは何(なん)だろう?」
- 冷房(れいぼう)は28度(ど)、暖房(だんぼう)は20度(ど)に設定(せってい)しよう。衣服(いふく)やカーテンを上手(じょうず)に利用(りよう)してみよう。
- 水道(すいどう)の蛇口(じゃぐち)はこまめにしめよう。
- 電気器具(でんききぐ)を使(つか)わないときは、コンセントからプラグを抜(ぬ)く。電源(でんげん)を切(き)っていても、プラグを入(い)れていると、電気(でんき)を消費(しょうひ)しているよ。
- テレビや部屋(へや)の電気(でんき)をつけっぱなしにしない。
- お風呂(ふろ)でシャワーを使(つか)うのを1分間(ぷんかん)減(へ)らしてみよう。残(のこ)り湯(ゆ)は洗(せん)たくや植木(うえき)の水(みず)やりに使おう。
- 近所(きんじょ)には徒歩(とほ)か、自転車(じてんしゃ)で行(い)こう(ただし、車(くるま)には気(き)を付(つ)けよう)。遠(とお)くへは電車(でんしゃ)・バスを使おう。
- 買(か)い物(もの)にはマイバッグ持参(じさん)で。いらないものは買(か)わない、もらわないようにしよう。
- エコ製品(せいひん)や省(しょう)エネ製品(せいひん)を選(えら)んで買(か)おう。
- 食(た)べ物(もの)は残(のこ)さず、捨(す)てないように考(かんが)えてつくる。
- 旬(しゅん)のもの、地元産(じもとさん)のものを食(た)べよう。温室(おんしつ)で作(つく)るときや遠(とお)くから運(はこ)ぶときにエネルギーが使(つか)われているよ。
他(ほか)にも下(した)のページのような方法(ほうほう)があるよ。
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