○宝塚市立宝塚文化創造館(宝塚音楽学校旧校舎)条例

平成19年10月15日

条例第36号

注 平成23年6月30日条例第19号から条文注記入る。

(設置)

第1条 宝塚音楽学校旧校舎を歴史的建造物として保存し、宝塚歌劇が生み出した文化を礎とする舞台芸術を中心とした新たな文化活動の振興並びに新たな魅力づくりによる集客及び交流を図るため、宝塚市立宝塚文化創造館(宝塚音楽学校旧校舎)(以下「創造館」という。)を設置する。

(位置)

第2条 創造館の位置は、宝塚市武庫川町6番12号とする。

(事業)

第3条 創造館は、第1条に規定する目的を達成するため、次に掲げる事業を行う。

(1) 舞台芸術を中心とした文化活動の公演の開催に関すること。

(2) 舞台芸術を中心とした文化活動に関する講演会、研修会等の開催に関すること。

(3) 舞台芸術を中心とした文化活動のため、施設をその利用に供すること。

(4) 舞台芸術を中心とした文化活動に携わる人材の育成に関すること。

(5) 宝塚歌劇が生み出した文化及び宝塚音楽学校の歴史に関する情報の提供に関すること。

(6) 前各号に掲げるもののほか、市長が必要があると認める事業

(施設)

第4条 創造館に次に掲げる施設を置く。

(1) ホール

(2) 会議室

(3) 展示室

(4) 駐車場

(指定管理者による管理)

第5条 創造館の管理は、地方自治法(昭和22年法律第67号)第244条の2第3項の規定により、法人その他の団体であって市長が指定するもの(以下「指定管理者」という。)に行わせるものとする。

(開館時間)

第6条 創造館の開館時間は、午前9時から午後10時までの時間の範囲内において、指定管理者が市長の承認を得て第4条に規定する施設ごとに定める。

2 指定管理者は、特に必要があると認めるときは、市長の承認を得て、開館時間を変更することができる。

(休館日)

第7条 創造館の休館日は、毎月5日以内の日数を設けるものとし、指定管理者が市長の承認を得て定める。

2 指定管理者は、特に必要があると認めるときは、市長の承認を得て、休館日を変更し、若しくは臨時に休館日を設け、又は休館日に開館することができる。

(利用許可)

第8条 施設を利用しようとする者は、指定管理者に申請し、その許可を受けなければならない。許可された事項を変更しようとするときも同様とする。

2 指定管理者は、前項の規定による許可をするに際し、条件を付すことができる。

(利用許可の制限)

第9条 指定管理者は、次の各号のいずれかに該当するときは、施設の利用を許可してはならない。

(1) 公の秩序又は善良の風俗を害するおそれがあるとき。

(2) 建物、設備、備品等を滅失し、損傷し、又は汚損するおそれがあるとき。

(3) 管理上支障があると認めるとき。

(4) 前3号に掲げるもののほか、不適当と認めるとき。

(利用料金)

第10条 第8条の規定により利用許可を受けた者(以下「利用者」という。)は、指定管理者に対し、その利用に係る料金(以下「利用料金」という。)を支払わなければならない。

2 利用料金の額は、別表に定める額の範囲内において、指定管理者が市長の承認を得て定める。利用料金の額を変更する場合においても同様とする。

3 第1項の規定により支払われた利用料金は、指定管理者の収入として収受させる。

(利用料金の減免)

第11条 指定管理者は、あらかじめ市長の承認を得た基準に従い、利用料金を減額し、又は免除することができる。

(利用料金の返還)

第12条 既納の利用料金は、返還しない。ただし、指定管理者は、あらかじめ市長の承認を得た基準に従い、その全部又は一部を返還することができる。

(利用目的の変更等の禁止)

第13条 利用者は、利用目的を許可なく変更し、又は利用の権利を譲渡し、若しくは転貸してはならない。

(利用許可の取消し等)

第14条 指定管理者は、利用者が次の各号のいずれかに該当するときは、利用許可を取り消し、利用許可の条件を変更し、又は利用の停止を命ずることができる。

(1) この条例の規定に違反したとき。

(2) 利用許可の条件に違反し、又は許可を受けた利用目的以外の目的に利用したとき。

(3) 偽りその他不正な行為により利用許可を受けたとき。

(4) 第9条各号のいずれかに該当する事由が判明し、又は生じたとき。

(原状回復の義務)

第15条 利用者は、施設の利用が終了したとき、又は前条の規定により利用許可の取消しを受け、若しくは利用の停止を命ぜられたときは、直ちに指定管理者の指示に従い、施設等を原状に復さなければならない。

(入館の制限)

第16条 指定管理者は、次の各号のいずれかに該当する者に対し、創造館の入館を拒否し、又は退館を命ずることができる。

(1) 他人に危害を及ぼし、又は迷惑となる行為をするおそれがある者

(2) 建物、設備、備品等を滅失し、損傷し、又は汚損するおそれがある者

(3) 他人に危害を及ぼし、又は他人に迷惑となる物品又は動物を携行する者

(4) 管理上必要な指示に従わない者

(5) 前各号に掲げるもののほか、管理上支障があると認められる者

(損害賠償)

第17条 指定管理者及び創造館に入館した者は、創造館の建物、設備、備品等を滅失し、損傷し、又は汚損したときは、市長にその損害を賠償しなければならない。ただし、市長が特にやむを得ない事由があると認めるときは、この限りでない。

(指定管理者の指定)

第18条 市長は、指定管理者を指定しようとするときは、特別の事由があると認める場合を除き、公募するものとする。

2 指定管理者の指定を受けようとするものは、申請書に創造館の管理に係る業務に関する事業計画書その他の規則で定める書類(以下「事業計画書等」という。)を添付して市長に提出しなければならない。

3 市長は、次に掲げる事項を基準として、前項の規定により指定の申請を行ったものを総合的に審査し、創造館の管理を行わせるに最適な法人その他の団体を候補者として選定し、指定管理者に指定するものとする。

(1) 利用対象者の平等な利用を確保できるものであること。

(2) 事業計画書等の内容が創造館の効用を最大限に発揮するとともに、管理経費の縮減が図られるものであること。

(3) 創造館の管理を安定して行う能力を有していること。

(指定管理者が行う業務)

第19条 指定管理者は、次に掲げる業務を行うものとする。

(1) 第3条に規定する事業を遂行する業務

(2) 利用許可に関する業務

(3) 利用料金の徴収に関する業務

(4) 建物、設備、備品等の維持及び小規模な修繕に関する業務

(5) 前各号に掲げるもののほか、創造館の管理に関し市長が必要があると認める業務

(指定管理者の指定等の告示)

第20条 市長は、第18条第3項の規定により指定管理者の指定をしたときは、その旨を遅滞なく告示しなければならない。地方自治法第244条の2第11項の規定により指定管理者の指定を取り消し、又は管理の業務の全部若しくは一部の停止を命じたときも同様とする。

(指定管理者の不在等の場合における管理)

第21条 地方自治法第244条の2第11項の規定により指定管理者の指定を取り消し、若しくは管理の業務の全部若しくは一部の停止を命じたこと、又は第18条の規定により指定管理者を指定するに当たりその候補者が存在しないことにより指定管理者による管理が行えない場合は、指定管理者による管理が行えなくなるときから新たな指定管理者による管理が開始し、又は管理の業務の停止を命じた期間が終了するときまでの期間においては、第5条の規定にかかわらず、市長が創造館の管理を行うものとする。この場合において、市長は、別表に定める額の範囲内において使用料を徴収することができる。

(委任)

第22条 この条例に定めるもののほか、この条例の施行に関し必要な事項は、規則で定める。

この条例は、公布の日から起算して1年3月を超えない範囲内において規則で定める日から施行する。ただし、第18条及び第20条の規定は、公布の日から施行する。

(平成21年規則第1号で平成21年1月14日から施行)

(平成23年条例第19号)

この条例は、平成23年7月15日から施行する。

別表(第10条、第21条関係)

(平23条例19・一部改正)

1 施設の利用料金

区分

単位

利用料金

ホール

1室1日につき

200,000円

会議室

1室1日につき

60,000円

展示室

1人入場1回につき

300円

駐車場

普通自動車1台1回1時間につき

400円

大型自動車1台1回1時間につき

1,000円

2 特殊器具及び附帯設備の利用料金

区分

単位

利用料金

楽器

1日につき

60,000円

楽器以外の特殊器具及び附帯設備

1日につき

15,000円

宝塚市立宝塚文化創造館(宝塚音楽学校旧校舎)条例

平成19年10月15日 条例第36号

(平成23年7月15日施行)