宝塚市市勢要覧2014
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■平和を願うまち豊かな自然とモダンな建築に彩られた美しい宝塚のまちも、戦時中は軍需工場の建設や空襲など、戦争の影響を受けてきました。宝塚市では、こうした歴史を二度と繰り返さず、次世代へと続く平和な社会の実現を願って、平成元(1989)年に「非核平和都市」を宣言しました。すべての人の人権が尊重される明るく住みよい社会の実現のため、今後も、平和への願いを未来へとつないでいきます。まちのあちこちに憩いのスペースを宝塚市内には、まち行く人たちが足をとめ、ほっと一息つける「街角ベンチ」が置かれています。阪急逆瀬川駅から市役所に向かう大通りには、すみれのイラストをあしらったベンチ、花のみちには「花のみち記念ベンチ」(右写真)、末広中央公園の「被爆アオギリ二世」の前には「平和祈念ベンチ」があります。皆さんもお気に入りのベンチを探してみませんか。読書を通して心豊かに暮らす人生を心豊かなものにしてくれる読書。宝塚市立図書館では、「全ての市民にとって利用しやすい図書館」をめざして、平成22(2010)年に「図書館サービス向上計画」を策定しました。来館が難しい人にも読書の機会を持ってもらうためのサービスや、子どもが本を楽しむための働きかけなど、子どもからお年寄りまで、すべての人に読む楽しさ、知る喜びを提供するための取り組みを行っています。定期的に市内を巡回する「移動図書館すみれ号」は、図書館から遠く離れた地域にも本との出会いを運んでいます。手塚治虫記念館前にたたずむ「火の鳥」像は平和のモニュメント。生命の象徴である火の鳥は、「生命を大切にしてくれる未来を信じたい」と願い、私たちをじっと見守っています。市役所横の末広中央公園には、広島市から寄贈された「被爆アオギリ二世」(写真左)と、長崎市から寄贈された「被爆クスノキ二世」が、それぞれ平和のシンボルとして植樹されています。図書館の閉館時にも本を返却できるようにと考えられたブックポストは、たくさんの人が訪れる市役所内にも設置しています。~平和への歩み~平成元(1989)年 非核平和都市宣言平成8 (1996)年 人権尊重都市宣言平成15(2003)年 核兵器廃絶平和推進基本条例を制定平成21(2009)年平和首長会議、日本非核宣言自治体協議会に加入■心豊かに暮らせるまち住み続けたい、関わり続けたいまち第3章City development unique to Takarazuka誰もが自分らしく、心豊かに生活できるまちづくり生き生きと暮らし続けることができるように。Developing a city where all people can be themselves and live spiritually rich lives.To enable every citizen to lead a life with plenty of positive energy.14

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