宝塚市市勢要覧2014
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 一人でたくさん頑張るよりも多くの人が少しずつ頑張るほうが、一人ひとりの負担が軽減され、より大きな成果が期待できる。それが協働の魅力です。お互いの特長を理解し、役割分担を考えながらつながっていく。宝塚市では「市民一人ひとりがまちづくりの主役」となり、市民と市民、市民と行政が協働しながら、よりよい地域社会づくりを進めていきます。(宝塚市協働の指針策定委員会 会長  久 隆浩)Collaboration of many people will not only reduce the burden on each person but also bring a larger fruit than what would be brought by an individual’s eort, and that is the most appealing aspect of the collaboration. People collaborate with each other, playing the roles given to him or her on the basis of mutual understanding of who is good at what or who can do what for the society. In Takarazuka City, people collaborate with each other and with the municipal government to build up a better local community based on the common belief that “every citizen is a leading player in the development of a city”.宝塚市には、赤ちゃんからお年寄りまで、幅広い世代の地域の皆さんが集える温かい家「宝塚市きずなの家」があります。きずなの家とは、市民の団体が主体となって、老いも若きも気軽に集える地域の居場所をつくっていただくものです。市民の団体が市内にある空き家・空き室を借り上げ、運営することに対して、市が家賃や運営費の一部を助成する協働事業として取り組んでいます。平成26(2014)年1月現在、市内には4つのきずなの家があり、子育てをする母親や外国籍の子どもたち、男性介護者や支え合いの人たちが集う穏やかな居場所となっています。公園アドプト制度「アドプト」には、英語で養子縁組をするという意味があります。公園アドプト制度は、市民ボランティアの皆さんに地域の公園などの公共施設を管理していただくもので、身近な公園に、さらに親しみを感じることができます。宝塚市で平成19(2007)年から導入されたこの制度は、平成26(2014)年3月現在、市内にある42の公園を26の自治会やボランティアの皆さんに管理していただいています。 “地産地所有”の取り組み(市民発電所の稼働)私たちの生活の中になくてはならないエネルギーへの関心が高まる中、平成24(2012)年12月、NPO法人新エネルギーをすすめる宝塚の会の皆さんが手作りの市民太陽光発電所1号機を設置し、続く平成25(2013)年11月には2号機を設置しました。それぞれから発電された電力は、全量売電されると同時に、クリーンな電力として近隣地内で消費されています。地域で創り、地域が所有する「地産地所有」のエネルギーの取り組みが始まっています。住み続けたい、関わり続けたいまち第3章City development unique to Takarazuka市民の力と共に市民との協働を推進していくための基本原則や形態などを示した「宝塚市協働の指針」を策定しました。きずなの家母と子のコミュニティカフェ・花のみちきずなの家 ラ・ビスタ よりあい広場きずなの家 ともにいきる宝塚きずなの家 ほっこり庵老いも若きも集う みんなのきずなが集まる居場所宝塚市きずなの家13

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