宝塚市市勢要覧2014
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市民と行政をつなぐ 協働のカタチ住み続けたい、関わり続けたいまち第3章City development unique to Takarazuka自治会地域の最も身近な基礎的な住民の組織で、安全・安心な住みよい環境づくりに取り組んでいます。平成25(2013)年12月現在、市内に283の自治会が組織されており、その多くは自治会相互の連携を図る宝塚市自治会連合会に加入しています。地域団体・市民活動団体それぞれの団体がテーマを設定して活動しています。その活動範囲や方法の自由度は高く、多様な活動を行っています。また、同じ悩みや問題などを抱える人たちの交流を深め、自立した生活や社会参加を促す役割を担っています。事業者地域社会の中で必要とされる財やサービスを提供する事業を行う場合に、営利を目的とした活動を行う組織や個人が収益事業と結び付けることで強力な担い手となります。また、自ら社会貢献活動を行うこともあります。まちづくり協議会まちづくり協議会は、自治会を中核として、民生・児童委員、青少年補導委員、PTA、子ども会、老人会、各種活動団体、ボランティア等、地域を支えるさまざまな団体が協議・連携し、ともに協力して活動を展開しており、全市域に概ね小学校区ごとに20のまちづくり協議会が組織されています。まちづくり協議会には、それぞれの地域における課題を解決するために、事業を行う実施主体の役割と、多様な団体の意見等をコーディネートして協働を進める役割があります。安全・安心で快適に住み続けることができるまちづくりのために、災害発生時の助け合いや、防犯、子ども・高齢者の見守り、環境保全、景観形成、美化等のさまざまな活動により、安全、健康、福祉、教育、環境、文化等の地域における課題の解決に取り組んでいます。また、代表者が集まり、意見交換や情報交換など交流する場もあります。協働とは・・・市民と行政および市民と市民が、お互いに責任を持って役割を分担し、協力して事業を実行すること。協働の主体住民参加のまちづくり 手を取り合って協働のまちづくりを進める。住民参加のまちづくりをめざして日本では昔から、「向こう三軒両隣」「遠くの親戚より近くの他人」という言葉にもある通り、近所に住む人たち同士で助け合って暮らしてきました。自治会の活動の基本は「互助」、すなわちお互いに助け合うことです。現在、宝塚市でも高齢世帯や単身世帯も増えていますので、住み慣れた地域で暮らし続けることができるよう、自治会としてもさまざまな活動に積極的に取り組んでいきます。真の住民参加のまちづくりをめざして、行政とも連携して、宝塚市を安心・安全で、住みやすい場所にしていきたいと考えています。また、より多くの市民の皆様が、自治会の活動に参加してくださることを願っています。市制60周年を心からお祝いするとともに、今後、まち全体がさらに大きく飛躍していくことができるよう、自治会連合会としてもその一翼を担っていきたいと思います。宝塚市自治会連合会 会長  尾﨑 久Developing a city of civic collaborationCitizens developing a town in collaboration with each other.土のう作りの様子中間支援団体社会福祉協議会、地域包括支援センター、宝塚NPOセンターなどの機関が、さまざまな団体の活動情報を提供したり、つながりの場をつくることで、協働の担い手の間に立って、パイプ役としてそれぞれの活動を支援し、市民活動の促進を図っています。井戸端会議の様子12

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